大谷翔平を破った“2冠王”が復活「.341」 リーグ1位に浮上…34歳になった最強捕手
2021年の2冠のペレスが打率.341、9本塁打、38打点、OPS.969の好成績
■ロイヤルズ 8ー3 タイガース(日本時間21日・カンザスシティ)
ロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手が、2021年を思い出させる打棒でリーグ打率トップを走っている。20日(日本時間21日)に本拠地で行われたタイガース戦で、9号ソロを含む4打数2安打1打点の活躍。47試合に出場して打率.341、9本塁打、38打点、OPS.969の成績で、打点でもリーグ2位につけている。
1点リードの6回、先頭で特大アーチをかけた。フルカウントから4球ファウルで粘った10球目。ウエンツが投じた低めフォーシームを完璧に捉えると、打球は左中間スタンドの1階奥にある滝に吸い込まれた。打球速度109.1マイル(約175.5キロ)、飛距離436フィート(約132メートル)、角度25度だった。
ア・リーグの打率トップを走っていたガーディアンズのスティーブン・クワン外野手が規定打席を割ったため、首位打者に浮上した。また、ガーディアンズのホセ・ラミレス内野手の41打点に次ぐ2位。OPSではアストロズのカイル・タッカー外野手、ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手に続く3位につける。
2021年には当時エンゼルスの大谷翔平投手、ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手と激しい本塁打王争いを展開し、本塁打王と打点王の2冠に輝いた。2022、23年は2年連続で23本塁打にとどまっていたが、34歳になった今季、メジャーリーグ屈指の“打てる捕手”が再び真価を発揮している。
(Full-Count編集部)