大谷翔平のライバルに“ド軍の悪夢”が浮上 迫る「2.8」…20戦連続安打の脅威

ダイヤモンドバックスのケテル・マルテ【写真:Getty Images】
ダイヤモンドバックスのケテル・マルテ【写真:Getty Images】

今季20試合連続安打はメジャー最長&球団5人目の快挙

■Dバックス 7ー3 ドジャース (日本時間22日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平の“ライバル”に同地区の万能選手が浮上している。ダイヤモンドバックスのケテル・マルテ内野手は20日(日本時間21日)時点で野手リーグ3位のWAR2.8をマーク。21日(同22日)には連続安打を20試合に伸ばし、存在感を発揮している。

 21日(同22日)のドジャース戦に「2番・二塁」で先発出場。第3打席までノーヒットだったものの、4-3で迎えた7回1死一塁の第4打席では、ボール気味の内角に投じられた初球を右前に運んだ。これで4月28日(同29日)からの連続安打は今季メジャー最長の20試合に。米メディア「ファウル・テリトリー」によると、ダイヤモンドバックスの選手では史上5人目の快挙だという。

 今季成績は打率.289、9本塁打、26打点、OPS.848、1盗塁。打撃成績はどの部門も突出しているわけではないが、二塁での守備防御点(DRS)はリーグ1位の7を記録している。走攻守のバランスの良さが評価され、MVP投票でも重要視される勝利貢献度「WAR(Wins Above Replacement)」(ベースボール・リファレンス版)では、ムーキー・ベッツ内野手(3.4)、大谷(3.1)に次ぐ野手リーグ3位の2.8と高水準をマークしている。

 マルテは2019年にリーグ2位の打率.329、32本塁打、OPS.981を記録して才能開花。同年は球宴に初選出され、2022年には5年7600万ドル(約118億円)で契約延長を結んだ。昨年のプレーオフではドジャースとの地区シリーズで打率.357、OPS1.000の猛打で下剋上を牽引。リーグ優勝決定シリーズでもMVP受賞と大一番でも強さを見せた。

 世界一を目指すドジャース、そしてMVP受賞も視界に捉える大谷の壁として立ちはだかるのか。今後の活躍にも注目が集まる。

(Full-Count編集部)

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