大谷翔平、走塁の異変は太もも裏の打撲 牽制直撃が要因…指揮官説明「張りではない」
二塁を回っても全力疾走せず、最後は際どいタイミングになっていた
■レッズ 3ー1 ドジャース(日本時間26日・シンシナティ)
ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地で行われたレッズ戦で三塁打を放った。しかし、ベースランニングでギリギリのタイミングだったにもかかわらず全力疾走せず。デーブ・ロバーツ監督は試合後、「少しだけハムストリング(太もも裏)のケアをしていた」などと状況を説明した。
最速166キロ右腕のハンター・グリーン投手と対戦し、第1打席は見逃し三振、第2打席は空振り三振。6回1死の第3打席で低めの変化球を捉えて右翼線を破り、三塁まで到達した。11打席ぶりの安打だったが、二塁を回っても全力疾走せず、最後は際どいタイミングに。8回2死の第4打席は再び空振り三振に倒れていた。
大谷は16日(同17日)のレッズ戦で一塁上で左太ももの裏に牽制球が直撃。塁上で苦悶の表情を浮かべていた。その後、すぐさま二盗を決めていたが、9回に代打を送られ途中交代していた。指揮官は「そこから始まったんだと思う」と説明。「私たちは張りではなく、打撲を対処しようとしていることはいいニュースだ」と軽傷を強調した。
この日、指揮官は「私たちは彼に『スマートにいこう』とアドバイスをした」と説明していたが、それでも全力疾走せず三塁に到達してみせた。「二塁打にするつもりだったけど、ボールが返ってこなかったから本人は走り続けた。どちらかというとハムストリングをかばった結果だ」と語った。
大谷は試合後、米記者の問いかけには応じなかったが、クラブハウスでは笑顔も見せていた。
(Full-Count編集部)