阪神・佐藤輝に危機感与える“代役三塁手” 評論家が指摘する「貧打の打開策」
![阪神・佐藤輝明【写真:小池義弘】](https://full-count.jp/wp-content/uploads/2024/04/15193547/20240415_sato_koi.jpg)
阪神は貯金「6」のリーグ首位でセ・パ交流戦に挑む
■巨人 2ー1 阪神(26日・甲子園)
今シーズンの佐藤輝の守備は勝負所での失策、記録には残らないが一塁へハーフバウンドの悪送球も目立っていた。一塁・大山が上手く捌きアウトにしていたが、不安定な送球は改善できないまま。守り勝つ野球を掲げる岡田監督にとっては悩みの種だろう。
代役の渡邉が連日の活躍「状況に応じた打撃はできている」
「三塁の守備は軽視できない。ミスをカバーできるほど打撃で数字を残していれば話は別ですが、そこまで至っていない。守備の負担が少ない外野起用を考えてもいいかもしれません。代役の渡邉、糸原が三塁で結果を残しているこの期間だからこそ練習はできます。経験もあるので、そこまで時間はかからない。
交流戦に入ればDHも使えます。また、外野の一角を担っているノイジーも助っ人としての成績は残せていない。他球団からみれば、調子が悪くてもラインナップに佐藤輝が入っている方が怖さを感じるでしょう」
佐藤輝の代役として「5番・三塁」で起用されている渡邉は25日・巨人戦で1号ソロ、26日・同戦でも菅野から先制点となる右前適時打を放った。試合数こそ10試合と少ないが、打率.308、1本塁打2打点をマーク。代役の役割を果たしていると言えるだろう。
新井氏も「阪神では数少ない強い直球に対応できる打者」と評価し「1年を通してレギュラーと言われれば ですが、小力もあり状況に応じた打撃はできている。相手投手によって糸原とのツープラトンでもいい」と口にする。
リーグ首位で挑む交流戦は28日からスタートする。岡田監督も認める“力のある”パ・リーグ投手陣をどう攻略していくのか、注目が集まる。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)
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