“12球団最強”巨人29歳は「今年こそGG確定」 ついに牙城崩すか…断トツ数値「8.4」

巨人・吉川尚輝【写真:矢口亨】
巨人・吉川尚輝【写真:矢口亨】

巨人・吉川尚輝が守備全般での貢献を示す「UZR」で12球団二塁手トップの8.4

 巨人の吉川尚輝内野手が、二塁守備で12球団断トツの指標を叩き出している。29歳が広い守備範囲で二塁のレギュラーを確固たるものとしている。各指標でライバルたちを圧倒している。

 セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、27日時点で吉川の守備全般の貢献度を表す「UZR」は「8.4」。12球団で断トツの数値で、2位の中日・田中幹也内野手は「4.0」、3位の広島・菊池涼介内野手は「3.2」と“ダブルスコア”以上の差をつけている。

 打球処理による貢献を示す「RngR」も12球団1位の「6.9」で、2位の田中(中日)の「2.3」を3倍も引き離している。

 セ・リーグの二塁手では2022年度まで広島・菊池が10年連続でゴールデン・グラブ賞を獲得し、2023年度は阪神・中野拓夢内野手が受賞。吉川は、UZRでは4年連続でリーグトップもいまだ受賞には至ってはいない。

 今季は、失策数もわずか1と極めて優れた数字を残している。SNS上では、異次元すぎる守備範囲に「GG賞確定!」「上手すぎて守備範囲広いからファインプレーが普通のプレーに見えてしまう」「守備が神すぎる」「今年こそGG確定やね?」といったコメントが寄せられている。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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