柳田は右ハムストリング負傷 小久保監督が長期離脱示唆…試合中に呆然「どうしよう」

走塁中に負傷したソフトバンク・柳田悠岐【写真:竹村岳】
走塁中に負傷したソフトバンク・柳田悠岐【写真:竹村岳】

ここまで全48試合に3番打者で先発も…大黒柱に痛すぎるアクシデント

■ソフトバンク 2ー1 広島(31日・みずほPayPayドーム)

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手が31日の広島戦(みずほPayPayドーム)で負傷交代した。3回に二ゴロを放った際に右脚を痛めたとみられる。小久保裕紀監督は試合後、右ハムストリングの負傷と明かし、「柳田のところどうしようかと。あまり野球のこと考えてないです。明日病院に行くのでまた」と話した。

 3回1死の第2打席、二ゴロを放った際に一塁へヘッドスライディング。判定はアウトになったが、直後は自力で立ち上がることができず、ベンチからトレーナーが飛び出した。肩を借りてベンチに向かい、最後は自力で歩いたが、右脚を引きずるようなしぐさを見せながらベンチに下がった。

 一塁に向かってダッシュした最中に脚を痛めたとみられ、担架がグラウンドに運ばれるシーンもみられた。大黒柱のアクシデントに球場は一時騒然となった。5回2死一塁で迎えた打席は、中村晃外野手が代打に送られた。

 試合は同点の8回、1死一、三塁から栗原陵矢内野手が左犠飛を放ち、2-1で勝利。指揮官は「今日負けてたらダブルショックみたいな気持ちになっていたのでよかったです」と振り返った。「明日からどう立て直すか、変わりはなかなか難しいでしょうけど、どのオーダーが一番点がとれるか。チームの底力の見せ所ですから」と柳田の長期離脱を示唆した。

「3番・指名打者」で出場していた35歳の柳田は、全48試合に3番打者で先発しており、打率.297、4本塁打、35打点をマークしていた。30日の巨人戦(東京ドーム)では三森大貴内野手が打球を右手指に受けて途中交代となり、31日に出場選手登録を抹消された。仮に柳田まで離脱する事態となれば、チームにとって大きな痛手となることは間違いない。

(Full-Count編集部)

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