広島・小園が5月度「JERAセ・リーグAWARD」大賞 4番で存在感…巨人・戸郷と大激戦

広島・小園海斗【写真:小池義弘】
広島・小園海斗【写真:小池義弘】

小園と戸郷が3票ずつ…議長・佐々木主浩氏が最終決定

 リーグ公式表彰「月間JERAセ・リーグAWARD」5月度の大賞が3日、発表された。ノミネートされた6選手の中から、公式配信番組「JERAセ・リーグ レジェンドLIVE」内で6球団のレジェンドOBによる選考が行われ、広島・小園海斗内野手が受賞した。(記録は交流戦を除く)

 ノミネートされていた選手は小園の他に、阪神・近本光司外野手、DeNA・東克樹投手、巨人・戸郷翔征投手、ヤクルト・吉村貢司郎投手、中日・細川成也外野手。選考は2人の争いになった。

 6人による投票は、小園と戸郷が3票ずつ。この日の議長だった佐々木主浩氏が投票していた小園に軍配が上がった。小園は5月から主に4番を任され、打率.375(72打数27安打)をマークした。

 2安打2打点の14日ヤクルト戦、逆転タイムリーの18日巨人戦、同点打&決勝ソロの24日DeNA戦と月間で3度ノミネートされていた。DeNAのOBである佐々木氏は「戸郷とも思いましたが、ベイスターズ戦でのイメージが強すぎて」と小園を選んだ理由を語った。

 戸郷は5月に4登板で3勝1敗、防御率1.69。10日のヤクルト戦で7回無失点、そして24日の阪神戦ではノーヒットノーランを達成したが、及ばなかった。

 昨年新設された「月間JERAセ・リーグAWARD」は、JERA セ・リーグ公式戦全375試合(日本生命セ・パ交流戦を除く)で、公式記録員が勝利に最も貢献した選手を独自の視点でノミネート。月間単位でチーム別に集計を行い、最多回数の選手をチーム代表選手として選出する。

「JERAセ・リーグレジェンドLIVE」の中で、レジェンドOB6人によって月間大賞選手が選ばれる。さらに、年間の総ノミネート数を基に、上記と同様の過程を経て「年間大賞」選手が1人選出される。3・4月度の「月間AWARD」はヤクルトのミゲル・ヤフーレ投手が受賞した。

選考を行う6球団のレジェンドOBは以下の通り(敬称略)
・阪神 鳥谷敬
・広島 前田智徳
・DeNA 佐々木主浩
・巨人 高橋由伸
・ヤクルト 宮本慎也
・中日 川上憲伸

(Full-Count編集部)

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