佐藤輝が1軍復帰で見せた“変化” 岡田監督が評価した姿勢「集中してるということやろ」

阪神・佐藤輝明【写真:小池義弘】
阪神・佐藤輝明【写真:小池義弘】

佐藤輝は昇格即「5番・三塁」でスタメン出場し2安打を放つ

■阪神 5ー1 西武(7日・甲子園)

 5月14日の中日戦(豊橋)は自らの失策がきっかけで敗戦。翌15日に2軍降格となり、ファームで過ごした23日間は無駄ではなった。以前は淡々とプレーする姿が目立っていたが、その姿はなかった。心身共に鍛え上げたことで生まれた、チームに勢いをつける安打と覇気を感じさせる執念のプレー。気持ちを前面に出し、4度の守備機会も無難にこなした。

 これまで、期待するからこそ厳しい言葉を投げかけていた指揮官も「足を動かさなあかん打球ばっかり飛んでたからやろ。だから、ちょうど良かったよ。躍動感に見えて、それは」と、佐藤輝の変化を感じた様子。

 連敗を止め、8カードぶりに初戦を制した。「再出発いう意味では区切り的にも、いい日やったんちゃう?」。チーム状態は決して万全とは言えないが、首位・広島とのゲーム差はわずか「2」。昨季の王者が本来の姿を取り戻すのも時間の問題だ。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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