大谷翔平に立ちはだかる“天才打者” 最速で大台到達…止まらぬ快音、突き進む偉業

フィリーズ戦でヒットを放つパドレスのルイス・アラエス【写真:Getty Images】
フィリーズ戦でヒットを放つパドレスのルイス・アラエス【写真:Getty Images】

移籍後は41試合で打率.335…今季メジャー最速で100安打到達

【MLB】■パドレス 5-2 フィリーズ(日本時間20日・フィラデルフィア)

 ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地でのロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、5打数2安打3打点の活躍を見せた。20本塁打はリーグ1位タイ、打率.317も同3位と打撃タイトル獲得に期待がかかる。表彰部門ではないものの、安打数93本も2位に入っているが、打率と安打で大谷の前に立ちはだかっているのが、パドレスのルイス・アラエス内野手だ。

 アラエスは19日(同20日)、敵地フィリーズ戦に「1番・一塁」で先発出場。3回の第2打席に二塁打を放つと、1-1の同点の7回に適時右前打をマーク。チームの勝利に貢献しただけでなく、この日の2安打目でシーズン100安打に到達した。今季メジャー最速で“大台”に乗ると、球団公式X(旧ツイッター)も快挙を祝福。「ヒットメーカー」「イチローの安打記録を目指せる唯一の選手」「トレードで来てくれてありがとう」と、日米ファンから絶賛の声が届いた。

 昨季は打率.354をマークして2年連続の首位打者に輝いた27歳。イチロー氏(現マリナーズ球団会長付き特別補佐兼インストラクター)からも評価される安打製造機で、今年5月3日(同4日)にマーリンズからトレード加入。マーリンズでは33試合で打率.299だったが、移籍後は41試合で打率.335と復調している。

 意外にも安打数リーグ1位になったことはない一方で、3年連続の首位打者となれば、2011年~2013年のミゲル・カブレラ以来の快挙となる。19日(同20日)時点で打率.319は同僚のジュリクソン・プロファー外野手の.323に次ぐ2位。ナ・リーグの打率ランキング10傑で、首位打者獲得の経験者はアラエス以外にムーキー・ベッツ内野手(ドジャース)だけ。果たして誰が抜け出すか。熾烈な争いに注目される。

(Full-Count編集部)

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