ド軍指揮官が語った大谷翔平の“変化” 不調→絶好調に脱帽「リセットしたんだと思う」

試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

ロバーツ監督「間違いなく、私たちが見てきたなかで一番調子がいい」

【MLB】エンゼルス 3ー2 ドジャース(日本時間22日・ロサンゼルス)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、大谷翔平投手の“変化”について明かした。21日(日本時間22日)に本拠地で行われたエンゼルス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、2試合連発の22号2ラン。2打数2安打2打点で打率.322に上げて首位打者にも浮上し、指揮官は「リセットしたんだと思う」と語った。

 両軍無得点の5回2死一塁、元ソフトバンクの左腕・ムーアの真ん中に入る91.1マイル(約146.6キロ)を完璧に捉えた。バックスクリーン右へ飛び込む22号2ラン。2試合連発は今季5度目(通算29度目)で、6戦5発とアーチ量産態勢だ。

 試合後の取材に応じたロバーツ監督は、「間違いなく、私たちが見てきたなかで一番調子がいい」と脱帽。「フィールドを広角に使って打てる球を振り抜いた。そして、センターへヒットも打った。彼はとてもいい野球ができている。今晩は彼をサポートすることができなかった」と試合に敗れた悔しさも滲んだ。

 さらには「数字は見ていないけど、ボール球を追っかける割合が随分と改善されたと思う」とも。「相手が90フィート(四球)をプレゼントしてくれるのであれば、それでも価値のあることだと彼は理解している。そして、打つ準備ができているし、ギアが切り替わったのは見ていて楽しかった」と絶賛した。

 5月後半から不調だったが、あっという間に絶好調。「相手がどう攻めてくるのか、一歩下がって考えてたんだと思う。リセットしたんだと思う」と指揮官は分析する。ムーキー・ベッツ内野手の離脱で1番打者を務めていることについても、「彼は要求通りに従ってくれるから素晴らしい」と感謝していた。

(Full-Count編集部)

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