7冠の大谷翔平vs6冠のハーパー、熾烈すぎる“月間MVP争い” 3度目をかけた第1ラウンド

フィリーズのブライス・ハーパー(左)とドジャース・大谷翔平【写真:ロイター、荒川祐史】
フィリーズのブライス・ハーパー(左)とドジャース・大谷翔平【写真:ロイター、荒川祐史】

大谷はリーグ単独トップの月間11本塁打など7冠、ハーパーは打率など6冠

 ドジャースの大谷翔平投手が、フィリーズのブライス・ハーパー内野手と熾烈な月間MVP争いを繰り広げている。26日(日本時間27日)に敵地で行われたホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、25号先頭打者弾を含む2打数1安打1打点2四球。リーグ単独トップの月間11本塁打など7冠となった。

 初回先頭、フェッディの外角カットボールを捉えた。右中間へ豪快弾。打球速度113.9マイル(約183.3キロ)、飛距離437フィート(約133.2メートル)だった。6月は24試合に出場し、11本塁打、OPS1.129。得点(24)、打点(23)、四球(17)、長打率(.736)、塁打(64)、ISO(.425)でリーグ最多の7冠だ。

 一方のハーパーは、敵地で行われたタイガース戦に「3番・一塁」で先発出場。3試合連続の一発を期待されたが、4打数1安打1四球で小休止となった。6月は22試合に出場し、打率.384、7本塁打、OPS1.198。月間では安打(33)、二塁打(9)、打率、出塁率(.465)、OPS、長打(16)でリーグ6冠となる。

 大谷は2021、23年、ハーパーも2015、21年とともに2度のシーズンMVPに輝いた経験を持つ。月間MVP争いだけではなく、3度目のシーズンMVPをかけたライバルになっていってもおかしくない展開だ。ドジャースの6月は残り3試合、フィリーズは4試合。抜け出すのはどちらか、まずは第1ラウンドの行方に注目だ。

(Full-Count編集部)

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