4年ぶりVへ残すは「3」 柳田など怪我人が続出も…鷹が刻み続ける驚異の“.706”

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:荒川祐史】

西武と楽天は自力優勝の可能性が消滅、残すは3球団

 パ・リーグはソフトバンクの快進撃が続いている。6月終了時点で71試合を戦い、48勝20敗3分で貯金「28」。勝率は7割(.706)を超え、2位のロッテに11.5ゲーム差をつけ独走態勢に入っている。すでに5位オリックスと最下位の西武は自力優勝の可能性が消滅。ロッテ、日本ハム、楽天の3球団もオールスター(7月23、24日)までに消滅する可能性があり、ソフトバンクの強さが際立っている。(成績は7月1日時点)

 特に6月は圧倒的な成績を残した。交流戦は楽天に優勝を譲ったが12勝6敗の2位。リーグ再開後は7勝1敗1分と“スタートダッシュ”に成功した。6月の月間成績は17勝5敗1分、1度も連敗をすることなく6月だけで12の貯金を上乗せした。

 チーム打率.263は12球団トップの数字。OPSも.723で2位のDeNA(.672)を大きく引き離し、316得点は12球団で唯一300を超えている。チーム防御率2.21はリーグトップ。失策も12球団で2番目に少ない27と攻守において隙が見当たらない。

 ただ順風満帆かと言えばそうでもない。シーズン序盤に柳田悠岐外野手、牧原大成内野手、三森大貴内野手といった主力が相次いで怪我で離脱。昨季無双を誇った守護神のロベルト・オスナ投手も防御率4.13と本調子とは言い難い。そんな中でも積み重ねた貯金28はソフトバンクの強さを示している。

 対戦成績を見ると5球団全てがソフトバンクに負け越し。最下位の西武に至っては、2勝10敗と大きく負け越している。7月もソフトバンクの独走が続けば、優勝争いはオールスター前に決着が着く可能性も高い。4年ぶりの優勝に向けて進むソフトバンクを止める球団は現れるだろうか。

(Full-Count編集部)

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