覚醒のハム23歳は「万波以上の才能」 名球会打者が絶賛する打撃技術「一番好き」

ラミレス氏が交流戦MVPに輝いた水谷について「スイング軌道素晴らしい」
前DeNA監督のアレックス・ラミレス氏が、交流戦MVPに輝いた日本ハムの水谷瞬外野手の打撃技術を絶賛した。自身のYouTube「ラミちゃんねる」を更新。「パ・リーグで今、最も才能に溢れる選手。本当に凄い。ファイターズの新しいスター、いやスーパースターだね」と拍手を送った。
23歳の水谷は、ソフトバンクに所属した昨季までの5年間は1軍出場なし。現役ドラフトで日本ハムに移籍すると、一気に才能を開花させた。交流戦では全18試合に出場して歴代最高の打率.438をマーク。16試合で安打を放ち、そのうち8試合が複数安打、7試合で長打と打棒を爆発させ、MVPを獲得した。
日本ハムでは昨季、万波中正外野手が本塁打王争いを繰り広げるほどにブレーク。外国選手初の名球会入りを果たしているラミレス氏は「万波選手以上の才能を持っていると思うよ」と水谷に一目置く。
その打撃について「ホークス時代とファイターズでの打撃の映像を見比べたたら全く同じだね。少し体が強くなったくらい。バットの位置は耳の後ろで力強い。ボールをしっかり引きつけ、肘、グリップ、バットの順番でスイングできている。こういうスイングができる選手は逆方向にも本塁打が打てる。スピンが違うので、彼も逆方向に本塁打が打てるよね。上背もあるし足腰も強い。スイングの軌道も素晴らしい。僕が一番好きなタイプだね」と目を細めた。
その上で「水谷選手のバッティングフォームと彼の眼はまさに強打者で、将来的に30本塁打できる。今の飛ばないボールでは難しいかもしれないが、才能的には打率3割、30本塁打以上、100打点以上をあげられる。ファイターズはとんでもない才能のある選手を獲得し、リーグ屈指の打者、いやNPBを代表する選手になるだろう。水谷瞬はすごい選手になるよ」と太鼓判を押した。