韓国セーブ王の「メジャー昇格は遠い」 7億円契約も続くマイナー生活…3Aで防御率4点台

マーリンズ傘下のコ・ウソク(写真はパドレス在籍時)【写真:Getty Images】
マーリンズ傘下のコ・ウソク(写真はパドレス在籍時)【写真:Getty Images】

開幕前にパドレスと契約も…現在はマイナーでプレーするコ・ウソク

 今季、韓国からメジャーに挑戦したコ・ウソク投手が苦戦を強いられている。パドレスと2年450万ドル(約7億2400万円)で契約するも開幕直前にマイナー落ち。DFA(事実上の戦力外)を経てマイナーでもアピールできていない現状を韓国メディアが伝えている。

 2022年、KBO(韓国プロ野球)のLGで42セーブを挙げてタイトルを獲得。韓国通算139セーブをマークしている実力派だ。オフにポスティングシステムを利用してパドレス入り。しかし、地元韓国での開幕戦直前に20日にマイナー降格となっていた。

 開幕は2Aで迎え、5月4日(日本時間5日)にはルイス・アラエス内野手とのトレードでマーリンズに移籍。その後は傘下3Aジャクソンビルで7試合で防御率3.00とまずまずの投球を見せていたものの、5月30日(同31日)にはDFA(事実上の戦力外)に。その後はウェーバーを通過して3Aジャクソンビルでプレーし続けている。4日(同5日)の試合では1回を投げて2本塁打を浴びるなど2失点。3試合連続の失点で防御率は4.29となっている。

 韓国では最速98マイル(約157.7キロ)の剛速球を誇っていた右腕だが、キャンプ時は最速95マイル(約152.9キロ)がやっとだった。韓国メディア「OSEN」は同戦の最高球速が93マイル(149.7キロ)だったことを伝え、「今は最速150キロを出すのが難しい現実。このままならメジャー昇格は遠い」と伝えている。

(Full-Count編集部)

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