オリ・吉田輝星の「体幹の強さよ」　ヒヤリ→鬼送球→スマイル…強靭足腰は「さすがだった」

オリックス・吉田輝星がソフトバンク戦で好フィールディングを発動

■オリックス 4ー3 ソフトバンク（10日・京セラドーム）

　オリックス・吉田輝星投手が10日、京セラドームで行われたソフトバンク戦に3-4の9回から登板。打球処理で足を滑らせながらも投ゴロを完成させる好フィールディングを披露するなど3者凡退で切り抜けると、直後の攻撃で味方打線が繋がって逆転サヨナラ勝利で今季2勝目。白星を手繰り寄せた好守備は「さすがだった」「未来永劫語り継ぎたい」と反響を呼んでいる。

　3番手でマウンドにあがった吉田は先頭の代打・川瀬晃内野手を低めの変化球で打ち取った当たりは三塁前へのボテボテのゴロ。吉田は素早くマウンドを駆け降りて捕球した。

　チャージした勢いで人工芝に足を取られ、滑ってバランスを崩したが、すぐに踏ん張って一塁へ低く強い送球。投ゴロに仕留めると、白い歯をみせて照れたように笑った。

　吉田はその後、甲斐拓也捕手を中飛、今宮健太内野手を二ゴロに仕留め、危なげなく3者凡退で切り抜け、攻撃陣へいいリズムを使った。すると味方打線も奮起し、逆転サヨナラ勝ちにつなげ、吉田は勝利投手となった。

　チームに勝利を呼び込んだ23歳のプレーを「パーソル パ・リーグTV」が投稿。ファンは「素敵すぎるんよ」「オリックス来てから顔が別人みたいに変わった」「流れを引き寄せた」「体幹の強さよ」「身体能力高いよね」「送球まで浮き上がってる」と絶賛していた。