打率.111からの覚醒…浮上した“最強”の「2.3」 GGも確定か、ロッテ26歳の衝撃「5.2」

ロッテ・小川龍成【写真:イワモトアキト】
ロッテ・小川龍成【写真:イワモトアキト】

ロッテ小川龍成はパ二塁で1位のWAR「2.3」、UZR「5.2」

■ロッテ 18ー5 楽天(10日・ZOZOマリン)

 ロッテ4年目の26歳・小川龍成内野手が攻守に躍動している。10日の楽天戦(ZOZOマリン)では3安打3得点で大勝に貢献。今季は貢献度でパ・リーグ二塁手でトップの数値をマークしており、ファンは「覚醒しましたね」「マジで凄いな」と声をあげている。

「2番・遊撃」で出場した小川は初回無死二塁でセーフティバントを決め、敵失を誘発して先制点を演出。初回8得点の猛攻を呼び込んだ。その後は2つの四球を選び、6回と7回には中前打。4打数3安打2四球3得点と躍動した。

 前橋育英高、国学院大を経て2020年ドラフト3位で入団。昨年までの3年間で打率.111(81打数9安打)、出塁率.240だった。しかし今季はここまで二塁で34試合、遊撃で7試合に先発出場するなど、計67試合で打率.278(144打数40安打)、出塁率.367と急成長。特に7月は打率.615(13打数8安打)と打ちまくっている。

 セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標「WAR」で小川は「2.3」。パ・リーグの二塁手でトップの数値を誇る。

 さらに守備全般での貢献を示す指標「UZR」はパ二塁でトップの「5.2」。2位の楽天・小深田大翔内野手が「1.6」と大差をつけており、初のゴールデングラブ賞も視界に捉えている。進化する26歳。SNSでは「7月打撃成績、とんでもない事になってる」「目に見えて成長してる」「それにしても凄いな」とファンからコメントが寄せられている。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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