ド軍はなぜ8勝左腕を放出? 25歳“元二刀流”逸材が昇格へ「素晴らしい身体能力」
チーム2位タイ8勝のパクストンがDFAとなった
ドジャースは22日(日本時間23日)、ジェームズ・パクストン投手をメジャー出場前提となる40人枠から外れる措置(DFA)をとったと発表した。MLB公式サイトのドジャース番を務めるフアン・トリビオ記者がこの異動を「ドジャースは(球団)ナンバー4プロスペクトのためにパクストンをDFA」との見出しで分析した。
35歳の左腕はここまでタイラー・グラスノー投手と並ぶチーム2位の8勝をマーク。21日(同22日)のレッドソックス戦では5回3失点で8勝目を挙げていたが、一夜明けての通告となった。同サイトは「ナンバー4プロスペクトのリバー・ライアンのローテを空けるため。ライアンは月曜日(日本時間23日)のジャイアンツ戦でメジャーデビューを飾る」と説明した。
ライアンは2024年MLB公式プロスペクトランキングで球団4位に輝いた25歳の逸材。MLB公式は「大学では二刀流選手として活躍。投手としての評価の方が高かったが、プロでは野手を希望したので、パドレスは(二刀流でプレーすることを)認め、2021年にドラフト11巡目で指名した。最速99マイル(約159.3キロ)の速球に加え、縦の変化で打者のバレルを困難にする。素晴らしい身体能力の持ち主だ」と評した。
今シーズン、ドジャース傘下(ルーキーリーグ、1A、3A)で計8試合に登板。24回1/3を投げ、防御率2.22の成績を残している。
デーブ・ロバーツ監督はこの日の試合前、ライアンについて「私たちはリバー(の昇格)に興奮している。数年前にトレードで獲得した。野手で、遊撃手だった。身体能力が抜群だ。元二刀流で、投手として階段を駆け上がった。大きな自信をもっている青年だ。彼は攻めの投球をする。感情をコントロールして投げて欲しいし、試合が始まったらそうしてくれるだろう。メジャーの試合で投げられる投手だ」と大きな期待を寄せた。
(Full-Count編集部)