千賀滉大、復帰戦で勝利投手も緊急降板 左足ふくらはぎ負傷…6回途中9Kも場内沈痛
球団発表…降板理由は「左足ふくらはぎの痛み」
【MLB】メッツ 8ー4 ブレーブス(日本時間27日・ニューヨーク)
メッツ・千賀滉大投手は26日(日本時間27日)、本拠地で行われたブレーブス戦に先発し、5回1/3で73球を投げて2安打2失点、1与四球9奪三振の力投で今季初勝利を手にした。復帰登板を白星で飾ったものの、6回途中で左足を負傷し、緊急降板していた。
千賀は2月に右肩痛を訴えて離脱。自身の血小板を注入して組織の修復を図る「PRP注射」を打ち、治療に専念。開幕を負傷者リスト(IL)で迎えた。4月下旬に実戦形式の投球練習「ライブBP」に臨んだものの、5月下旬に上腕三頭筋の炎症が判明。コルチゾン注射を受けた後、ノースロー期間を経て、5月28日(同29日)にキャッチボールを再開し、マイナーでの実戦登板を経てこの日復帰した。
初回先頭打者を自慢の“お化けフォーク”で空振り三振に仕留めると、3番のマルセル・オズナ外野手に死球を与えるも無失点に封じた。2回にアダム・デュバル外野手に2ランを浴びたが、3回にJD・マルティネス外野手の満塁弾などで味方打線が一挙7得点。援護を受けた千賀は、以降は順調にアウトを重ね、5回までに9奪三振。球数も70球に抑え、6回のマウンドに上がった。しかし、ここでアクシデントに見舞われる。
6回先頭、オースティン・ライリー内野手との対戦。カウント0-2から打ち上げた打球は内野にふらふらと上がった。千賀は打球を見上げた直後、左足を引きずりフィールドにうずくまった。トレーナーらも駆け寄り、千賀は左足を引きずりながら降板。本拠地ファンからは拍手が送られたものの、沈痛したムードが漂った。
試合中に、球団は千賀の降板理由を「左足ふくらはぎの痛み」と発表した。右肩の負傷からの復帰登板で襲ったまさかの事態。後半戦に調子を上げたチームの起爆剤になるかと思われたが、“エース”の今後に注目が集まっている。
(Full-Count編集部)