ド軍ベテランが過激発言…同僚への死球にヒートアップ、遺恨相手に「本物のキング」

ドジャースのジョー・ケリー【写真:Getty Images】
ドジャースのジョー・ケリー【写真:Getty Images】

ドジャースのケリーが同僚が受けた死球に怒りをにじませた

【MLB】アストロズ 7ー6 ドジャース(日本時間28日・ヒューストン)

 大谷翔平投手も出場した27日(日本時間28日)のドジャース-アストロズ戦で、大谷の同僚のジョー・ケリー投手が、死球を与えた相手投手を“挑発”するシーンがあった。過去にも“因縁”があった両軍だけに、ファンも「ファイトクラブ」などとヒートアップしている。

 初回2死、アストロズの先発、ロネル・ブランコ投手が投じた93.7マイル(約150.8キロ)の速球がギャビン・ラックス内野手に直撃した。これを受けてベンチで見守っていたケリーは険しい表情でブランコに向かって、何か言葉を強く発していた。

 ケリーとアストロズといえば2020年7月28日(同29日)に、ケリーがアストロズのアレックス・ブレグマン内野手とカルロス・コレア内野手に対して頭部付近にボールを投球。コレアを打ち取った際にはケリーが挑発し、両軍が飛び出して、警告試合となった“過去”があった。

 これにも伏線があった。アストロズのサイン盗みが明るみになり、2017年にワールドシリーズを戦ったこのカードは“因縁の対決”とされているが、ケリーは当時は2017年はドジャースではなくレッドソックスに所属していたが、プレーオフでアストロズに敗れていた。

 今回、ベンチでケリーが発した言葉の内容は不明。それでも地元メディア「ドジャース・ネーション」は公式X(旧ツイッター)に「ジョー・ケリーがロネル・ブランコに向かって禁止用語をいくつか言い放った」と投稿。同メディアのダグ・マッケイン記者も「ギャビン・ラックスが死球を受けたあと、ジョー・ケリーがアストロズ(の選手)に向かって『おい、ヘタレ』と言った」と投稿。口の動きで文言を予想していた。

 36歳右腕がアストロズに噛み付く姿に「ジョー・ケリー最高」「アンチが何を言おうと彼は最高」「俺たちの漢」「ジョー・ケリーは変わることがない」「彼のことが好きな理由」「永遠にこの男を愛し続ける」「本物のキングだ」とファンも“追随”。両軍の因縁はこれからも続きそうだ。

【実際の映像】同僚への死球に怒りのド軍ベテラン…遺恨の相手にファンも“歓迎”「本物のキング」

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