ド軍指揮官が投手陣に苦言「打線に負担」 カーショー7失点…2夜連続の悪夢

パドレス戦に先発したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:Getty Images】
パドレス戦に先発したドジャースのクレイトン・カーショー【写真:Getty Images】

パドレスに大逆転サヨナラ負け→8失点大敗で2連敗

【MLB】パドレス 8ー1 ドジャース(日本時間1日・サンディエゴ)

 大谷翔平、山本由伸両投手の所属するドジャースは31日(日本時間8月1日)、敵地・パドレス戦で1-8で敗れ、2連敗となった。前日の大逆転サヨナラ負けに続き、この日は先発のクレイトン・カーショー投手が4回途中7失点(自責3)と乱調。デーブ・ロバーツ監督は「投手陣全体が効果的に投げられていないし、制球もよくない」と苦言を呈した。

 カーショーは復帰後2度目の登板だったが、2回に捕まった。カンプサーノ、プロファーの適時打などで4点を献上。4回には1死からカンプサーノにソロ。守備の乱れもあり、1死一、二塁のピンチでプロファーに適時打、ボガーツに犠飛を許した。7失点(自責3)で降板。三振を一つも奪えずにマウンドを降りた。

 試合後、カーショーは取材に何度も首を振り、「今回は本当に酷かった。錆があるとは思わないけど、もしかしたらあるのかもしれない。わからない。もっといいピッチングをしなければいけない」と自分に言い聞かせるように話した。また、2回には自らの失策で失点も。「超簡単なプレーだから、ミスにすごいフラストレーションが溜まっている」と項垂れた。

 チームの7月の月間防御率はリーグワースト2位の5.36。指揮官はカーショーを擁護しつつも「投手陣全員の被本塁打や与四球が増えた。なので、打線に負担がかかってしまう」と投手陣全体の不調を指摘した。

 チームは7月はこれで11勝13敗。今季初の月間負け越しとなった。また、地区2位のパドレス相手にもこれで3勝7敗で14年ぶり負け越しが確定。ゲーム差も4.5まで縮まった。ムーキー・ベッツ内野手が左手骨折、フレディ・フリーマン内野手も家族緊急リスト入りで戦線離脱。ロバーツ監督は「いずれ怪我人は戻ってくるけど、今いる選手も好きだし、自信がある」と厳しい表情を浮かべながら、話していた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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