好成績でもマイナー降格の謎 ドラ1有望株に届いた悲報は「少々理解に苦しむ」

オリオールズのヘストン・カースタッド【写真:ロイター】
オリオールズのヘストン・カースタッド【写真:ロイター】

2020年ドラ1カースタッドはOPS.790もオプションでマイナー降格

 ア・リーグ東地区首位を走るオリオールズに疑問の声があがっている。今夏のトレード期限でイーロイ・ヒメネス、オースティン・スレイター両外野手とトレバー・ロジャース投手を獲得。地区制覇へ補強に動いたが、その結果、結果を出している若手有望株をマイナーへ落とさざるを得なかった。この動きに米メディアや一部ファンは不満を漏らしている。

 まさかのマイナー降格に同情の声が上がったのはヘストン・カースタッド外野手だ。2020年ドラフト1巡目(全体2位)でオリオールズ入り。昨年9月にメジャーデビューした25歳だ。今季は4月下旬に今季初昇格。28試合出場、打率.261、3本塁打、12打点。平均以上のOPS.790とまずまずの成績を残していたが、補強のあおりを受けて1日にオプション降格となった。期待の25歳のマイナー落ちについて、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「いい活躍をみせていたので、降格はいくぶん驚きではあるが、一方で初めての降格ではないので、驚きではないと言われるとそうである」とし、こう説明を加えた。

「好成績を挙げていたのにも関わらず、有望株の野手がひしめくチームでまたも3Aに降格してしまった。トレード期限は才能のある選手を加える最後のチャンスだったが、ヒメネスやスレイターのような選手のせいで押し出されるのは、少々理解に苦しむ」

 ファンからは「うちだったら一番の打者」「トレードしてあげて」「意味不明」「なぜだ?」「降格させる要素が1つもない」「OPSは.800近いじゃないか」「ワオ。チームにとって逆効果になるだろう」などとコメントされている。チーム戦績に影響が出なければいいが……。

(Full-Count編集部)

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