大谷翔平、“初”の優勝争いで「集中力が高まっている」 偉業も達成…監督が明かした変化

ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
ドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

自身初の30本塁打&30盗塁達成…40-40なら「彼にとって誇り」

 ドジャース・大谷翔平投手は今季ナ・リーグ1位の33本塁打、同3位の31盗塁をマークし、残り50試合を残して30本塁打&30盗塁に到達した。日本人初、今季メジャー最速での到達。デーブ・ロバーツ監督はドジャース移籍が要因の一つとも考えている。

 大谷は3日(日本時間4日)の敵地・アスレチックス戦で、今季初となる1試合3盗塁。自身初めて30盗塁に到達した。打者に専念することがわかっていた今季はスプリングトレーニングから走力を強化してきた。クレイトン・マッカロー一塁コーチと癖を見抜く努力をしてきた。

 シーズン換算で48本塁打、45盗塁ペース。40-40や史上初めての45-45も射程圏内となっている。「だが彼はとても目標を重視するタイプなので、(40−40も)きっと計算の一部だろう」と指揮官は話す。「彼にとって誇りとなるだろう。だが、最終的には彼は(盗塁することで)我々が試合に勝つのを手助けしようとしてくれている」とチームへの献身の姿勢を感謝する。

 また、この30盗塁はドジャースへ移籍した影響とも見ている。渡米した2018年から6年間を過ごしたエンゼルスでは1度もプレーオフに進出できなかった。今季のドジャースは地区首位に立つ。「彼はメジャー入りしてからこれまでペナントレースに関わったことがないと思うので、集中力が高まっていることに、私は驚いていない。僅差の全ての部門で他者を圧倒しようとしている。それが、彼が偉大なところだ」と納得していた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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