「1番・大谷翔平」が史上初の快挙に現実味 盗塁ペース倍増…高まる“45-45”の期待

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ロバーツ監督がベッツ復帰後も「1番・大谷」を明言

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は6日(日本時間7日)、ムーキー・ベッツ内野手の復帰後も大谷翔平投手を1番で起用することを明言した。2番・ベッツ、3番・フリーマンが入り、左右ジグザグ打線を組むことが狙いの一つ。ただ、それだけではなく大谷の史上初の快挙も後押ししそうだ。

 大谷はベッツが左手骨折で戦線離脱してから全ての試合で1番に座っている。ベッツはこの日、ノックなどをこなし、戦線復帰も間近。一方で、ロバーツ監督は「試合の先頭打者に、ショウヘイを使わない手はない」と大谷の1番継続を明言した。

 大谷の1番起用は史上初の45本塁打&45盗塁の可能性を高めそうだ。打者専念の今季はスプリングトレーニングで走塁を強化し、開幕から盗塁を量産してきた。一方で、1番に座ったベッツが出塁率.405と高い数字を残し、大谷は一塁にベッツを置いて打席に立つことが多かった。

 実際に盗塁数も2番では70試合で16個だったのに対し、1番では40試合で17盗塁とペースが倍増している。シーズン換算では45個ペースだが、残り49試合で1番起用時のペースを維持できれば、52盗塁に到達。50本塁打&50盗塁も可能な立ち位置だ。

 もはや40本塁打&40盗塁は時間の問題。大谷自身は今季「数字をほぼ見ていない」と話すが、ファンとしては期待してしまうだろう。史上初の快記録が、現実味を帯びてきた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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