ロバーツ監督が怒り心頭「とんでもない誤審」 走塁妨害→今季初の退場「流れ変わった」
「審判の仕事は大変だ。でも、あのプレーで試合の流れが変わった」
【MLB】フィリーズ 9ー4 ドジャース(日本時間8日・ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が7日(日本時間8日)、本拠地のフィリーズ戦で今季初の退場処分を受けた。1点リードの6回、ロハスの走塁妨害の判定を巡ってベンチを飛び出して猛抗議。通算12度目の退場となり、「リプレーを見た。彼(三塁塁審)は誤審をしたんだ。とんでもない誤審と言ったのは、今回が初めてかもしれない」と怒りをぶちまけた。
4-3で迎えた6回無死二塁。マーシュのバントを三塁E・ヘルナンデスが三塁ベースカバーに入った遊撃・ロハスへ送球。タッチプレーのタイミングはアウトだったが、これが走塁妨害の判定となった。「審判の仕事は大変だ。でも、あのプレーで試合の流れが変わった」と声を震わせながら語った。
三塁のE・ヘルナンデスがバント処理し、遊撃のロハスが三塁ベースカバーに入る。難しい連係だった。「リプレーを見た時、ミギー(ロハス)はベースの約1フィート(約30センチ)前で捕球した。2フィート(約61センチ)だ。両足は大きく開いていたから、タッチする時、ボームにレーン(スペース)を与えていた」。ロバーツ監督はプレーの正当性を強調した。
抗議した際のウェンデルステッド塁審の対応も納得できなかった。「私に説明されなかった。塁審は私に説明しようとしなかった」。この回一挙5失点し、プレーオフ前哨戦と見られたナ・リーグ最高勝率のフィリーズにカード負け越した。
「あっという間にあのプレーが起こった。(プレーを)検証できるようにしなければいけない。あのプレーで試合の流れが変わった。そして、彼は間違いを犯したんだ。それが、事実だ!」。指揮官は憤りを隠そうとしなかった。
(Full-Count編集部)