苦戦のド軍に救世主? 元広島右腕が6戦連続0封、剛腕も6回途中1失点で昇格アピール

ドジャースのライアン・ブレイシア【写真:Getty Images】
ドジャースのライアン・ブレイシア【写真:Getty Images】

先発ビューラーは6回途中5奪三振1安打1失点、元広島ブレイシアは6試合連続無失点

 大谷翔平、山本由伸両投手の所属するドジャースの救世主となるのか。ウォーカー・ビューラー投手が8日(日本時間9日)、傘下3Aオクラホマシティの一員としてレンジャーズ傘下3Aラウンドロック戦で先発登板。5回1/3を投げて1安打1失点と好投した。

 ビューラーは2021年に16勝4敗とエース級の活躍を見せたが、2022年に2度目のトミー・ジョン手術。復帰した今季は8試合登板して1勝4敗、防御率5.84と苦戦。6月19日に右股関節の炎症でマイナー調整となった。

 戦線離脱後はチームから離れて米フロリア州の施設で調整。ビューラー個人で投手コーチをつける独自調整をしてきた。マイナーで登板した7月26日(同27日)、8月1日(同2日)はいずれも4失点を喫したが、復帰3戦目で結果を出した。エースのグラスノー、カーショー、新加入のフラハティに負傷者組にも山本由伸らがいる。復活を目指す剛腕はポストシーズンの先発陣争いへ割って入ることができるか。

 元広島のライアン・ブレイシア投手も順調に調整を続けている。ビューラーの後を受け、5回2死一、二塁から救援。空振り三振、二ゴロでピンチを脱し、復帰した7月27日(同28日)から6試合連続無失点。計5回2/3を投げて3安打、8奪三振、無四球と安定感も光る。

 後半戦のチーム防御率3.99はリーグ6位。後半戦10勝8敗と勝ち星を伸ばせない中で、同地区のパドレスは14勝3敗、ダイヤモンドバックスは14勝5敗と一気に詰めてきた。2位・パドレスとは2.5ゲーム差だ。負傷者組は徐々に戻りつつある中で、デーブ・ロバーツ監督は誰を起用するのかも覇権への鍵を握る。

(Full-Count編集部)

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