ベッツの打順変更は「オオタニのため」 右翼で復帰…“献身”に届けられる称賛の声

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:Getty Images】
ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:Getty Images】

左手骨折のベッツは13日の敵地・ブルワーズ戦で右翼で復帰予定

 左手骨折で戦列を離れていたドジャースのムーキー・ベッツ内野手が12日(日本時間13日)の敵地・ブルワーズ戦で、右翼で復帰する見込みとなった。9日(同10日)にデーブ・ロバーツ監督が明かした。今季は故障離脱するまで主に遊撃でプレー。打順もポジションもチーム事情に応じる31歳に、ファンは「尊敬する!」「ムーキーのようなことをできる選手は多くない」と称賛している。

 地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」でドジャース番を務めるビル・プランケット記者は自身のX(旧ツイッター)で、「ミゲル・ロハスとニック・アーメドが遊撃でプレーできるため、勝つための最大のチャンスはベッツが右翼手になることだ」とし、ベッツのコメントを紹介した。

 ベッツは「これまでいつも言ってきたことだけど、(ポジションは)どこでプレーしようと、勝利のためにプレーするだけ」とし、右翼での復帰について「ほとんど(ドジャースとベッツが話し合ったうえで)お互いの考えでそうなった。とにかく勝ちたい。勝ちたいんだ」と語ったという。さらに復帰に合わせて先頭打者としてプレーするかどうかの質問には「No、僕たちにはショウヘイがいるからね」と打順で1番・大谷翔平投手を尊重する意見を明かしていた。

 ドジャースなどでプレーしたジェリー・ヘアストンJr.氏は自身のXで、打順について言及。大谷の1番を継続、ベッツを2番で起用することに「チームの要求に応えてくれるスーパースター。簡単ではない。そして、オオタニのためにリードオフの座を降りる。素晴らしいチームメート」と称えた。

 ベッツの姿勢にファンも感銘を受けたようだ。SNSには「真のチームプレーヤーで、勝つためには何でもする」「チームプレーヤーそのもの」「彼は殿堂入りする右翼手だ」とコメントが寄せられている。

(Full-Count編集部)

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