大谷翔平、4戦ぶり38号 日本人初の“30球団制覇”、「40-40」に急接近…豪快弾に敵地騒然
敵地カージナルス戦に「1番・DH」で出場…第3打席で4戦ぶり38号を放った
【MLB】カージナルス ー ドジャース(日本時間18日・セントルイス)
ドジャース・大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、敵地でのカージナルス戦に「1番・指名打者」で出場し、5回の第3打席で4試合ぶりの38号を放った。カージナルス相手に初アーチをかけ、日本人初のメジャー全30球団制覇を果たした。
大谷が4試合ぶりにアーチをかけた。2点を追う5回2死で、右腕パランテが投じた80.3マイル(約129キロ)のカーブを捉えた。打球速度111.9マイル(約180.1キロ)、飛距離384フィート(約117メートル)、角度21度の一発。右翼ヌートバーの頭上を越える弾丸ライナーの本塁打だった。これで2位のマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)に3本差。豪快な一発に敵地は騒然となった。
大谷は30球団で唯一、カージナルス戦のみ本塁打を放っていなかったが、この一発で「30球団制覇」を達成した。イチローや松井秀喜ら日本人選手が達成していない偉業に、メジャー7年目で到達した。
この日は四球で歩いた第1打席で36個目、振り逃げで出塁した第2打席で37個目の盗塁を決めた。この時点で「38-37」。史上6人目の40-40に急接近だ。
これでメジャー通算28球場目の一発。レンジャーズの旧本拠地とブルージェイズの代替本拠地も含むため、残りはマーリンズのローンデポ・パーク、レッズのグレートアメリカンボールパーク、フィリーズのシチンズンバンク・パーク、ダイヤモンドバックスのチェイス・フィールドとなった。
8月の成績は試合前時点で14試合に出場して打率.164(61打数10安打)、5本塁打、10打点、OPS.671。この日の一発でシーズン49本塁打ペースとなった。史上初の45-45も射程圏に捉えている。