混戦模様でド軍に漂う“3年前の悪夢” 番記者の憂鬱、鍵を握るのは大谷翔平?

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

ドジャース番記者が“危惧”する3年前の悪夢

 ドジャースに“悪夢”が襲来する可能性を、米記者が危惧している。MLB公式サイトのドジャース番を務めるフアン・トリビオ記者は「ナ・リーグ西地区の激戦が、どれくらいドジャースに影響しているのか?」と言及している。

 同記者は「今シーズンのドジャースは(余裕を持って地区優勝を決めた昨季)と比べて、状況は随分と違う」と指摘している。記事では「一時は9ゲーム差をつけて首位に立っていたが、今は(2位の)パドレスとはわずかに3ゲーム、(3位の)ダイヤモンドバックスともわずか4ゲーム差だ。この数週間で、地区ライバルは猛烈に追い上げており、白熱のレースとなっている」と言及されている。

 2021年、ドジャースはジャイアンツと162試合目(最終戦)まで優勝争いを演じた。結果的にドジャースはジャイアンツに及ばず、カージナルスとワンゲーム・ワイルドカードに回っていた過去がある。

 同記者は「(ワンゲーム・ワイルドカードには)勝利したが、ドジャースはジャイアンツとの地区シリーズを戦うために、即座に移動をしなければいけなかった。ジャイアンツとの死闘を繰り広げたあと、今度はリーグ優勝決定シリーズのためにアトランタ(ブレーブス)へ向かった」と当時の“思わぬ影響”についても言及した。

 その結果「(ブレーブスとの)リーグ優勝決定シリーズ初戦を戦う前から、ドジャースがガス欠だったことは明らかだった。何か月も落とせない試合を戦い続けた結果、ロースター全体に負担がかかっていたからだ。結果的に、ドジャースは6戦目に敗退が決定した」と指摘。今季は“余裕”を持ってポストシーズンに挑みたいところだ。

(Full-Count編集部)

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