中日22歳は「スゲーな」 75年の歴史で初、迫る大記録…衝撃の0/112「異次元の投手」

中日・高橋宏斗【写真:荒川祐史】
中日・高橋宏斗【写真:荒川祐史】

中日・高橋宏は112回2/3を投げて被本塁打ゼロ…規定到達投手で最少は2本

 中日の22歳右腕・高橋宏斗投手はここまで16登板(16先発)で10勝2敗、防御率0.96。規定投球回に4回1/3ほど足りていないが、NPBでは54年ぶりの防御率0点台を射程圏に捉えている。しかも、ここまで被本塁打はゼロ。規定投球回をクリアして被本塁打ゼロだった投手は2リーグ分立の1950年以降、まだ1人もいない。

 高橋宏は4年目の今季、1軍登録が4月28日と出遅れたが、以降は凄まじい投球を続けてきた。特に7月は4登板で4勝無敗、32回を投げて39三振を奪って無失点。防御率0.00、WHIP0.59という無双投球で月間MVPに輝いた。8月は防御率3.20だが、依然トータルでは0点台。1970年に0.98をマークした村山実(阪神)以来の大記録の期待も高まる。

 さらに注目されるのが、被本塁打。ここまで112回2/3を投げて1本も許していない。規定投球回に達した投手の、被本塁打数のシーズン最少は1956年の稲尾和久(西鉄)、2012年のブライアン・ウルフ(日本ハム)、2023年の山本由伸(オリックス、現ドジャース)の2本。22歳はとんでもない記録に向けてアウトを積み重ねている。

 規定投球回に達するには残り30回1/3。中6日前後のローテーションで回っていけば、あと5~6試合の登板機会があるとみられ、規定クリアは十分に可能だろう。防御率0点台、被本塁打ゼロという快挙が迫る右腕にファンも注目。SNSには「まだ22歳か」「さすがにエグイって」「スゲーな」「異次元の投手」「とんでもないピッチャー」「凄すぎる」「NPB最強投手」とコメントが寄せられている。右腕は27日の広島戦(バンテリンドーム)に先発予定。どんな投球を見せるだろうか。

(Full-Count編集部)

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