大谷翔平、敵地に刻んだ“史上初”「3&10」 米注目の運命的快挙「魔法じみている」

50号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
50号を放ったドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

「1試合3HR&10打点」はローンデポ・パークで誕生した初めての記録

【MLB】ドジャース 20ー4 マーリンズ(日本時間20日・マイアミ)

 ドジャースの大谷翔平投手は19日(日本時間20日)の敵地・マーリンズ戦で、自身初となる3打席連続本塁打をマーク。6安打10打点2盗塁と衝撃の打棒と走塁を披露し、史上初の「51本塁打&51盗塁(51-51)」を達成した。マーリンズの本拠地であるローンデポ・パークで「1試合3発&10打点」は史上初だという。

 大谷は第1打席で右中間フェンス直撃の二塁打を放つと、2打席目以降は適時打、2点二塁打、49号2ラン、50号2ラン、51号3ラン。1試合3発&10打点の離れ業を演じた。

 全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者は自身のXを更新。「ショウヘイ・オオタニはローンデポパークで1試合3HR&10打点を記録した初めての選手だ。この球場において、彼は摩訶不思議な何かを備えている。2023年3月にはWBCで最後のアウトを奪った。そして今日、50-50を達成した」と綴った。

 昨年のWBCで野球日本代表「侍ジャパン」は準決勝と決勝をローンデポ・パークで戦い、大谷は胴上げ投手にもなった。ちなみにこの日の観客数は1万5548人で、前日18日(同19日)が1万7138人、今シリーズ初戦の17日(同18日)が1万7902人だった。

 マーリンズは今季本拠地の観客動員数がメジャー29位と低迷しており、1日あたりの平均観客動員数は1万3110人のため、大谷が集客力の面で「貢献している」と先日、米メディア「Sportico」が伝えていた。1試合3本塁打、10打点を記録されるのは悪夢でしかないが、客足が遠のく球場にファンを引き寄せる人気ぶりには“感謝”しているのかもしれない

(Full-Count編集部)

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