大谷翔平を「誰も止められない」　“雄叫び53号”に米メディア驚愕「何が起きているんだ」

1点追う9回に大谷が同点53号→ベッツのサヨナラ弾で劇的勝利

【MLB】ドジャース 6ー5 ロッキーズ（日本時間23日・ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手は22日（日本時間23日）、本拠地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、1点を追う9回に劇的53号ソロを放った。2つの盗塁も決め、「53本塁打＆55盗塁（53-55）」に伸ばした。ムーキー・ベッツ内野手のサヨナラ本塁打を呼んだ大谷の躍動に米メディアも驚嘆。「オオタニがMVPだ!!!」などと伝えた。

　1点差の9回、大谷は2試合ぶり53号を右中間へかけた。本拠地での28発は2019年のコーディ・ベリンジャー外野手（現カブス）を抜いて球団新記録となった。打球速度114.7マイル（約184.6キロ）、飛距離432フィート（約131.7メートル）、角度20度の豪快弾。大谷は吠えながらベースを回った。続くベッツは左越えサヨナラ弾。土壇場で劇的なサヨナラ勝ちを収めた。

　5打数4安打1打点2得点2盗塁。打ちまくり走りまくる大谷に米メディアもSNSで賛辞を送った。ドジャース専門ポッドキャスト「インサイド・ザ・ラビーン」で司会を務め、米スポーツ局「ESPN」の番組にも出演するブレイク・ハリス氏は「オオタニがMVPだ!!!!」と伝えた。

米データ会社「コーデファイ・ベースボール」は「何が起きているんだ」と綴り、MLB公式は「今現在、誰もオオタニを止められない」と記した。地元メディア「ドジャース・ネーション」のノア・カムラス記者は「攻撃面において、今まででも最高レベルのシーズンだ」と称賛している。

　9月は20戦9発で12盗塁。打って走ってチームを牽引する大谷に驚きを禁じ得ないようだ。

（Full-Count編集部）