大谷翔平、日本人初トリプルスリーに現実味 週間リーグ8冠…週間MVPも確実か

ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ロッキーズ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

週間打率.500、6本塁打、17打点、OPS1.668

【MLB】ドジャース 6ー5 ロッキーズ(日本時間23日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、1点差の9回に起死回生の同点53号ソロを放った。2盗塁を決め、前人未到の「53本塁打&55盗塁(53-55)」に。日本人初の偉業も見えてきた。

 大谷のバットが打ち出の小槌となった。初回先頭で6試合連続安打となる左前打を放つと、3回1死一塁、7回1死と右前へ打ち返した。サヨナラ勝ちを呼び込む9回先頭の53号ソロを合わせて、今季3度目の4安打の固め打ち。18日(同19日)まで打率.287だったが、わずか4日間で打率.301に上げた。打率3割到達は8月10日(同11日)以来43日ぶりだ。

 8月は打率.235と低調だったが、9月は打率.354、9本塁打、25打点と確変モードに。すでに30本塁打、30盗塁を楽々とクリアしており、日本人初のトリプルスリー達成に現実味を帯びてきた。

 16日(同17日)の敵地・ブレーブス戦からの1週間で7試合に出場。32打数16安打の打率.500、6本塁打、17打点、7盗塁、11得点の好成績を残し、出塁率.543、長打率1.125、OPS1.668。打率、安打、得点、本塁打、打点、盗塁、長打率、OPSと8部門リーグトップで、今季3度目、通算10度目の週間MVPは確実視される。

 24日(同25日)からパドレスとの直接対決3連戦。レギュラーシーズンも残り6試合だ。ヒリヒリする9月、大谷が躍動を続けている。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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