ド軍指揮官、大谷に感謝「必要な時に打ってくれた」 決勝打で雄叫び「普段見せない感情」

試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

2安打2打点の活躍…イチロー氏に並ぶシーズン56盗塁目

【MLB】ドジャース 4ー3 パドレス(日本時間26日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地・パドレス戦で6回の決勝打を含む2打席連続タイムリーを放った。3打数2安打2打点で打率.303、OPS1.028。チームは競り勝ち、地区優勝マジックを2とした。デーブ・ロバーツ監督は「必要なときにタイムリーヒットを打ってくれた」と感謝した。

 大谷は2-2で迎えた4回2死一、二塁。右腕シースの甘く入ったスライダーを強振した。右翼フェンスに直撃する一時勝ち越しの適時二塁打となった。打球速度は116.8マイル(約187.9キロ)。MLB公式サイトのデータサイト「ベースボール・サバント」によると、メジャー30球場のうち14球場で本塁打になっていたあたりだった。

 再び突き放したのは、3-3で迎えた6回2死一、二塁だ。左腕モレホンの外角高めシンカーを中前へ。マルチ安打は2試合ぶり今季58度目となった。さらに続くベッツの打席では56盗塁をマーク。2001年イチローに並ぶ日本人最多記録だ。7月25日(同26日)の本拠地・ジャイアンツ戦から33連続盗塁成功で、盗塁成功率93.3%に。「53本塁打&56盗塁(53-56)」に伸ばした。

 大谷について指揮官は「プレーのレベルが上がった。カウント0-2で何球か(2球)変化球を見送ったあと、強打をして打点を挙げてくれた」と称賛。この日、二塁ベース上で両手をあげてチームを鼓舞。決勝打直後も一塁ベース上で雄叫びをあげた。「先週も見せてくれたけど、(普段は)見せない感情を見せてくれた」「最高の選手が感情を剥き出しでプレーをしていると、全員がついてくるんだ」と感謝した。

 チームは先発フラハティが5回4安打3失点と粘り、6回以降の継投リレーも決まった。大谷が全4得点のうち3得点に絡む大活躍で、26日(同27日)にも3年連続22度目、大谷にとっては初となる地区優勝が決まる。指揮官は「彼は辛抱強く自分の球を待っている。そして、チャンスでは何かしてくれる。彼が感情を剥き出しにすることによって、彼ら(チームメートを)盛り上げている」と満足そうな表情を見せた。

(Full-Count編集部)

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