新庄監督、来季続投は「ビジョン浮かんでこない」 まずは下克上での日本一へ全力

楽天戦の指揮を執った日本ハム・新庄剛志監督【写真提供:産経新聞社】
楽天戦の指揮を執った日本ハム・新庄剛志監督【写真提供:産経新聞社】

「CSを飛び越えて日本シリーズに出るということしか考えていない」

■日本ハム 2ー1 楽天(26日・エスコンフィールド)

 日本ハムは26日、エスコンフィールドで行われた楽天戦に2-1で勝利し、6年ぶりのAクラス入りを決めた。就任3年目の新庄剛志監督にとって、初めてのクライマックスシリーズ(CS)進出。目標をひとつ果たし、来季の続投については「さっぱりビジョンが浮かんでこないですね。僕の中で」と話した。

 開幕投手を託した伊藤が、9回126球の力投で完投勝利。その瞬間、両手を上げて喜びを表した指揮官は、会見の席に着くと「めちゃくちゃ疲れましたね。今年のひとつの目標とする『最低でもCSにいく』。かわいい選手たちが叶えてくれて、感謝してもしきれないくらいの気持ちでいます」と目尻を下げた。

 1年契約とあって、来年以降についての気持ちを聞かれると「僕が? あ、まだ。さっぱりビジョンが浮かんでこないですね。僕の中で」。シーズンを全て終えてからかと聞かれると「ですね」と答えた。

「もう頭の中では、CSを飛び越えて日本シリーズに出るということしか考えていない。その辺は選手たちも全員その気持ちで、CSをまずは勝たないといけないという気持ちだと上を目指せないので。皆にもそういう気持ちを伝えたいなと思います」と新庄監督。リーグ優勝はソフトバンクに譲ったが、下克上での日本一を目指し、まずは目の前の試合に集中するだけだ。

(町田利衣 / Rie Machida)

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