ピート・ローズ氏が83歳で死去 MLB歴代最多4256安打も野球賭博で永久追放…米報道
1989年の監督在任中に野球賭博に関与し永久追放
メジャー歴代1位の通算4256安打をマークしたが、野球賭博への関与で永久追放処分を受けたピート・ローズ氏が83歳で亡くなったと30日(日本時間10月1日)、米メディア「TMZ」などが報じた。83歳だった。
ローズ氏は1960年にレッズに入団。1963年にメジャーデビューし170安打を放つと、両打のヒットメーカーとして活躍。通算24年で歴代最多4256安打をマークした。1985年からは選手兼監督としてプレーしていたが、1989年の監督在任中に野球賭博に関わったとしてMLBから永久処分を受けた。
米メディア「TMZ」は「MLBのヒット・キングのローズ氏は、きょうの現在時刻までにラスベガスの自宅で亡くなった」と報道。「ピート(ローズ)の代理人を務める「Fiterman Sports」のライアン・フィターマン氏は(訃報の)ニュースを認め『現時点、家族はプライバシーの尊重を求めている』と、コメントした」と綴った。
現役引退後は何度も永久追放処分の取り消しを求める手紙をコミッショナーに送っていたが認められず。球史に残る活躍を見せたが、殿堂入りはできなかった。突然の訃報に、米ニューヨーク・ポスト紙の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏も「ヒット・キングのピート・ローズ、安らかにお眠りください。83歳」と追悼した。
(Full-Count編集部)