大谷翔平が達成した69年ぶりの“2冠王” 91年間で2人だけ…また成し遂げた歴史的偉業

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

後半戦のHR王と盗塁王は史上2人目

 ドジャースの大谷翔平投手は今季54本塁打、130打点で2年連続の本塁打王、日本選手初の打点王に輝くなど歴史的なシーズンを送った。それだけでなく盗塁数59はメジャー2位。後半戦で見ると25本塁打、36本塁打は共にメジャー1位。69年ぶりの快挙を達成した。

 29日(同30日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場し、4打数1安打1盗塁をマーク。打率.310はルイス・アラエス内野手(パドレス)と4厘差の2位で3冠王はならなかったが、8回の第4打席で右前打を放ち、直後には重盗に成功し、今季59盗塁目をマークした。

 オールスターゲーム以降は8月こそ失速したが、本塁打と盗塁を量産。後半戦は打率.301、25本塁打61打点、36盗塁をマークした。25本塁打はアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の24本を1本上回り、盗塁数36はゼイビア・エドワーズ内野手(マーリンズ)に8差をつけ共にメジャートップだった。

 MLB公式のサラ・ラングス記者によると、オールスターゲームが初めて開催された1933年以降、後輩戦での最多本塁打、最多盗塁を同時に成し遂げたのは、1955年のウィリー・メイズのみ。通算3293安打、660本塁打、1909打点、339盗塁を誇るレジェンドとついに肩を並べた。

(Full-Count編集部)

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