大谷に失言…541発男が弁明「発言がねじ曲がった」 MVP受賞に太鼓判「特別な選手」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

通算541発のオルティズ氏が大谷への発言を弁明

 ドジャース・大谷翔平投手を「プリティ・ガール(かわいい子ちゃん)」と表現し物議を醸した元レッドソックスのデビッド・オルティズ氏が9月30日(日本時間1日)、米スポーツトークショー番組「ダン・パトリック・ショー」に出演し、「私の発言がねじ曲がってしまったんだ」と意図せぬ発言だったと弁明した。

 大谷とオルティズ氏を巡っては8日(同9日)にスペインの老舗メディア「MARCA」の米国版が「デビッド・オルティス氏がショウヘイ・オオタニを『プリティ・ガール』と発言。そして、MVPを与えようとしているMLBに対して批判」と題して記事を公開。指名打者として史上初のMVP最有力であることに不満を示し、物議を醸した。

 オルティズ氏はレッドソックスのレジェンドDHともされ、通算541本塁打、2022年には米殿堂入りも果たした。2006年に54本塁打、137打点をマークしたが、20年のキャリアでMVPを受賞することはなかった。

「プリティ・ガール」と発言に対し元同僚などからも批判が起こった。これに対し「ダン・パトリック・ショー」でオルティズ氏は「私が言いたかったのは、オオタニがMVPを獲得できなかった場合、MLBがどう反応するか見てみたいということだった」と弁明。「オオタニは特別な選手だよ。唯一無二。しばらくの間、彼のような選手はでてこないと思う。彼は(走攻守)完璧に揃った選手だ」と手のひら返しで称賛した。

 さらに続けて大谷のMVP受賞に太鼓判。「オオタニのような選手がいるとチームに原動力と安定をもたらすことだ。化学変化やリーダーシップもそうだ」と行動を評価。「もし彼が今年MVPを獲得できなければ、私はアジア人はMVPを獲得してはいけないのではないかと勘ぐってしまうよ」と振り返った。

 とはいえ、自身がMVPを受賞できなかったことに対しては不満も。「なぜなら私が現役だった頃、彼ら(MLB)は常に私のことを1つのことに特化した選手として見ていたから、成績を残したのにも関わらず(MVPを)獲得することができなかったんだ」と納得がいっていない様子だった。

(Full-Count編集部)

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