ジャッジにはない大谷翔平の“特異能力” 2人の大きな差…米記者「簡単に決めてしまう」

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷は「誰もが分かっているのに、いとも簡単に盗塁を決めてしまう」

 2024年のメジャーリーグで、ドジャースの大谷翔平投手とヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は球史に残る成績を残した。では、どちらがより印象的だったのか。米メディア「CBSスポーツ」の記者が自身の考えを寄せた。その1人のマイク・アクシサ記者は、警戒される中で盗塁を積み重ねた大谷を推している。

 アクシサ氏は「スタッツを見ればジャッジの方が良いシーズンを過ごしていると言えるが、オオタニのパワーとスピードの組み合わせは前例がなく、私にとってはそちらのがより印象的だ」と力を込める。

 今季の大谷は前人未到の「54本塁打&59盗塁(54-59)」を達成。盗塁の自己最多は2021年の26だったが、大幅に更新した。しかも、失敗したのは4度だけ。7月23日(同24日)のジャイアンツ戦から36回連続成功で、成功率は93.7%。走れば成功する状態だった。「彼が走ると誰もが分かっているのに、いとも簡単に盗塁を決めてしまう」と称賛した

 一方のジャッジは58発&144打点の2冠。これらの数字を含め、多くの打撃部門で大谷を上回っている。「ジャッジの62本塁打(2022年)を見ていなかったら、異なる感情を抱いていたかもしれない。(HRの)頻度からすると、ジャッジの2024年は2022年よりも優れているが、全体的に見て我々は彼が以前に同じようなことをしているのを見たことがある」とアクシサ氏は述べる。

 さらに「ジャッジもオオタニも素晴らしい選手だ。今の球界には信じられないほどの才能が集まっている」とした上で「オオタ二の方がジャッジよりも、より印象に残ると言うだろう」とアクシサ氏は強調。パワーとスピードを両立させた稀代のアスリートを強く推した。

(Full-Count編集部)

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