巨人27歳は「隠れたMVP」　2年目で唯一の“フル稼働”…圧倒の0.95「新人王は確定」

巨人・船迫大雅は51登板で22ホールド…投手で唯一人全戦ベンチ入り

　巨人の2年目右腕・船迫大雅（ふなばさま・ひろまさ）投手が充実の2年目を終えた。チーム3位タイの51試合に登板して4勝無敗22ホールド、防御率2.37。投手ではチームで唯一人全試合にベンチ入りしたタフネスぶりで、「隠れたMVPだと思う」「新人王当確」とファンは声をあげている。

　27歳右腕は2年目の今季、救援としてフル回転。51試合で計38イニングを投げて防御率2.37、WHIP0.95をマークした。9月は防御率5.68と打ち込まれたが、6～8月は23登板で防御率1.04の安定感でブルペンを支えた。

　聖光学院高、東日本国際大を経て、西濃運輸から2022年ドラフト5位で入団。1年目の昨年は36登板で30イニングを投げた。「投手として前年までの1軍での登板イニング数が30回以内」という新人王資格を残して迎えた今季、更なる飛躍を遂げた。

　今季の巨人はアルベルト・バルドナード、高梨雄平、船迫、西舘勇陽、カイル・ケラーの5投手が20ホールド以上を記録。中継ぎの充実ぶりが際立ったが、中でも船迫は唯一人全試合にベンチ入りする奮闘ぶりだった。

　今月16日に28歳になる右腕の躍動にファンも注目。SNSには「新人王は確定みたいな感じ」「タフすぎて凄いよ」「エグいだろ」「凄すぎ」「凄すぎる覚醒」とコメントが寄せられた。クライマックスシリーズではどんな投球を見せてくれるだろうか。

（Full-Count編集部）