大谷翔平、10月のポストシーズン登板なし…ド軍GMが明言 実戦形式で打者との対戦も予定せず

取材に対応したドジャースのブランドン・ゴームスGM(写真はスクリーンショット)
取材に対応したドジャースのブランドン・ゴームスGM(写真はスクリーンショット)

ゴームズGM「我々はポストシーズンで投げると思っていない」

 ドジャースの大谷翔平投手は10月のポストシーズンで登板しないとブランドン・ゴームスGMが明言した。2日(日本時間3日)、報道陣のオンライン取材に応じ、「前と違いはない。我々はポストシーズンで投げるとは思っていない」と明らかにした。

 昨年9月に右肘靱帯の手術を受けた大谷は、3月下旬に投球プログラムを開始した。キャッチボールで徐々に距離を伸ばし、8月下旬に初めてブルペンで投球練習。球団関係者によると、最速93マイル(約150キロ)をマークするなど順調なリハビリを見せている。

 当初は9月末にも打者を立たせた実戦登板を再開する見込みだった。だが、ポストシーズン期間中のリハビリは打者としての出場を優先させる。ゴームズGMは「調整の進み具合によるが、現状では、おそらくしばらくの間はブルペンでの調整になるだろう」と話した。
 
 今季のチームを支えてきたグラスノー、ストーンら先発陣が離脱。苦しい台所事情なのは明らかだが、投手・大谷の復帰はあくまで来季を見据えている。アンドリュー・フリードマン編成本部長も「手術をした彼が何年も健康で、強い体を維持できるようにしなければいけない」と語っている。

 今季は54本塁打、130打点でリーグ2冠を獲得。ポストシーズンでは指名打者としての活躍が期待される。「それをこなすのがなかなかうまい」とゴームズGMは期待を込めていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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