マチャド蛮行の裏で…大谷翔平が示した“姿勢” 貴重映像にX驚愕「次元が違う」

ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】
ドジャース・大谷翔平【写真:荒川祐史】

ダルビッシュとの対戦前でも崩さないルーティーン

 波紋を呼ぶ蛮行が、偉才のぶれない“姿勢”を浮き彫りにしている。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は7日(日本時間8日)、地区シリーズ第3戦の前日会見に臨み、第2戦の試合中にパドレスのマニー・マチャド内野手からボールが投げ込まれたことに怒りを見せた。当該シーンと思われる映像が公開されると大きな物議をかもしたが、一方でドジャース・大谷翔平投手の“振る舞い”に称賛の声があがっている。

 第2戦はドジャースが2-10で大敗。6回にはドジャース先発のフラハティがタティスJr.に死球。その後、三振に倒れたマチャドとフラハティが口論。7回裏のドジャース攻撃前には、左翼席からボールや缶が投げ込まれ、試合が9分間中断する異常事態が起きた。

 この日、ロバーツ監督は「私がビデオを見たところ、ボールは私に目掛けて投げられていたし、何か意図があった」とし、マチャドを糾弾した。当該シーンと思われる場面は、パドレスのフィールド・レポーターを務めるアニー・ハイルブラウンさんが自身のX(旧ツイッター)にて「マチャドがドジャースのダグアウトに向けて送球した映像」として投稿し、波紋を呼んでいる。

 ハイルブラウンさんは「そのボールはユウ・ダルビッシュがウォームアップで使っていたもの」と状況を説明。カイル・ヒガシオカ捕手が二塁へ送球し、砂埃がついたのでダルビッシュが新しいボールを要求した際に投げ込まれたとした。そしてマチャドからボールが投げ込まれると、テオスカー・ヘルナンデス外野手らが怒りを露わにしている様子も映されている。

 実はこの時、打席に向かおうとしていたのが大谷だった。状況を考えると、6回先頭で迎えた第3打席の直前だと思われる。フィールド上はバチバチした様子だったが、大谷は自身の打席前のルーティーンを崩さず、集中している様子が伺える。泰然自若の姿を見たファンは感銘を受けたようで「大谷翔平選手が自分のルーティーンに超集中していざこざを全く認識してない姿に驚いてる。ブレずにフォーカスしているからこそMLBでも圧倒的な成績を残せるんだな……」「大谷選手のルーティンを別アングルから映している貴重な映像」などとコメントが寄せられた。

(Full-Count編集部)

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