巨人34歳は「復活どころか進化」 4年ぶりの勲章…“15&.833”に「文句なしMVP」

巨人・菅野智之【写真:矢口亨】
巨人・菅野智之【写真:矢口亨】

巨人・菅野は15勝3敗、勝率.833で投手2冠…MVPの有力候補に挙がる

 2024年のセ・リーグは巨人が4年ぶりの優勝を飾った。立役者の1人が菅野智之投手だろう。12年目の今季は最多勝&勝率の投手2冠に輝いた。“復活”を遂げた34歳に、ファンから「MVPは菅野一択」「文句なしMVP」「復活の大エース」と声が上がっている。

 菅野は今季24登板で15勝3敗で勝率.833をマーク。最多勝は4年ぶり2度目、勝率は4年ぶり4度目のタイトル獲得となった。防御率1.67も同2位で、7月21日の中日戦から9月10日の広島戦にかけて7連勝を飾るなど、最多奪三振のタイトルを獲得した戸郷翔征投手らとともに先発陣を引っ張り続けた。

 セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを見ても、高数値が並ぶ。1イニング当たりの与四球+被安打を示す「WHIP」はリーグ1位の0.94。打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標「WAR」はチームの投手陣でトップの2.9となっている。勝利期待値の増減を示す「WPA」はチームの投手で2位の4.16だった。

 昨年は14登板で4勝8敗、防御率3.36に終わった。エースの鮮やかな復活に、「復活に度肝抜かされた」「復活どころか進化」「最高」「MVPは菅野」「MVP級の活躍」「頼りになる」「巨人軍の大エース」「エグい」とSNSにはコメントが寄せられている。今季のリーグMVP候補には菅野の他、戸郷、岡本和真内野手、吉川尚輝内野手らの名前が挙がる。果たしてどんな結果になるだろうか。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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