大谷YouTuber、完全アウェーは「怖いです」 最上階でも3.6万円…挑む決死の応援

YouTubeチャンネルを運営するシンスケさん【写真:小谷真弥】
YouTubeチャンネルを運営するシンスケさん【写真:小谷真弥】

LA在住者は購入不可も…シンスケさんは公式チケット転売サイトで購入「なんとか」

【MLB】パドレス ー ドジャース(日本時間9日・サンディエゴ)

 あまり声を大にしてドジャース・大谷翔平投手の応援できないかもしれない。それでも……。8日(日本時間9日)に敵地・ペトコパークでドジャースの練習を携帯カメラで撮影していたのが、YouTubeチャンネル「Shinsuke Handyman(シンスケ・ハンディマン)」を運営するシンスケさんだ。「今日は最上階から観戦します。公式のチケット転売サイトでなんとか購入できました」と苦笑いを浮かべる。

 ドジャースとパドレスの同地区ライバル対決。6日(同7日)の第2戦ではパドレス・マチャドがド軍ベンチに向かってボールを投げるなど大荒れの展開となり、遺恨試合の様相を呈している。さらに、ペトコパークで行われる第3、4戦はロサンゼルス在住のファンはチケット購入が不可に。それでも、シンスケさんは諦めきれず、「SeatGeek」などの公式転売サイトで購入。第3戦は240ドル(約3万5500円)、第4戦は230ドル(約3万4000円)のプレミア価格だったという。いずれも最上階のチケットだというのに、だ。

 パドレスカラーの黄色と茶色でびっしり埋まったスタジアム。ドジャーブルーは数えるほどで、周囲から冷たい視線が浴びせられる。怖い思いはしていないのか。「ちょっと怖いですね。レギュラーシーズンと違うように感じました。来る時にドキドキしてました」「でも、今のところは大丈夫です。球場に入った時はドジャースの服を着た僕一人で。(ドジャースのパーカーを)ちょっと隠してました」。ライバル対決での“推し”の応援には、気合いも必要ということか。

 エンゼルス時代の昨季は年間3万ドル(当時444万円)を投入。ドジャース移籍1年目の今季は家庭の事情などで18試合ほど“欠場”したが、追っかけ資金は昨季を優に超えるという。「ドジャース戦はどこも高いです。今年は5万ドル(約740万円)はいっているかもしれないですね」という。それでも、満足度は十分。シンスケさんは「大谷翔平選手のおかげです。今年もいろんな記録を作ってくれましたから」と笑顔を見せていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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