プロ志望届の提出締め切り…期待の候補は? 猛アピール、慶大・清原正吾の指名にも注目
現時点では高校生は159人、大学生は162人が掲載されている
2024年のドラフト会議を対象にしたプロ志望届の提出が、10日午後5時に締め切られた。日本高野連と全日本大学野球連盟は一覧を更新し、高校生は159人、大学生は162人となった。提出がまだ反映されていない選手もいるが、現時点でも主な指名候補たちが名前を連ねている。
大学生ではプロ注目の明大・宗山塁内野手、青学大・西川史礁外野手らがプロ志望届を提出。宗山と西川は3月に野球日本代表「侍ジャパン」トップチームに選出されており、今秋ドラフト注目の存在となっている。宗山は東京六大学野球で2年春に打率.429で首位打者を獲得するなどベストナインにも2度選出。西川は東都大学リーグで2023年春、2024年春にMVPに選ばれている。
慶大・清原正吾内野手も志望届を提出した。清原の父は西武、巨人、オリックスでNPB歴代5位の525本塁打を放った和博氏。中学、高校では野球から遠ざかっていたが、慶大で野球に再挑戦。今春の東京六大学では打率.269(52打数)14安打7打点をマークし、ベストナインに輝いた。8月31日には東京六大学選抜の一員として日本ハム2軍との交流戦(エスコンフィールド)に「4番・一塁」で出場。左越えアーチを放っていた。186センチ、90キロの恵まれた体格も武器になりそうだ。
また、3月に行われた「2024カーネクスト侍ジャパンシリーズ2024」の日本代表にも選出された関大・金丸夢斗投手や最速157キロを誇り1位指名候補の愛知工業大・中村優斗投手、大商大のプロ注目スラッガー・渡部聖弥外野手らもドラフト指名を待つ。
高校生では東京の進学校、桐朋の二刀流・森井翔太郎内野手も提出。マウンドでは最速152キロ、打っては通算39本塁打(5月下旬時点)を放つ。米国への進学も噂されている“超逸材”からも目が離せない。
両親がロシア出身で、プロ注目のスラッガーである豊川(愛知)のモイセエフ・ニキータ外野手、最速151キロを誇る報徳学園(兵庫)の今朝丸裕喜投手、大社(島根)の1番打者として今夏の甲子園8強入りに貢献した藤原佑外野手らもプロ志望届を提出している。
今年のプロ野球ドラフト会議は10月24日に開催される予定。2週間後に運命の瞬間を迎えることになる。
(Full-Count編集部)