大谷翔平、ダルビッシュは「満遍なくうまく投球できる」 第5戦で再戦…意気込み「楽しみ」

取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】
取材に対応したドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

第2戦ではダルビッシュに3打数無安打に封じられた

 ドジャースの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、11日(同12日)のパドレスとの地区シリーズ第5戦へ向けて、本拠地・ドジャースタジアム内で会見を行った。第4戦では感情をあらわにする場面も。「相手にリスペクトを持ちつつ、チームを鼓舞するような感情はいいんじゃないかな」と話した。

 11日(同12日)の第5戦ではダルビッシュ有と再び対戦する。前回対戦した6日(同7日)の第2戦では空振り三振、一ゴロ、投ゴロの3打数無安打に抑えられた。対戦成績は通算8打数1安打、3三振となっている。

「前回ももちろん素晴らしいピッチングでしたし。これひとつってことなく、満遍なくうまく投球できることが一番素晴らしいところかと思うので。個人的に(山本)由伸との投げ合いというのもありますし、楽しみにしています。どういうピッチングをするのかなと、すごく楽しみにしています」

「どういう状況でもうまく投げられるという強さがあるのかなと思うので、自分もそこに対応していきたいですし、チーム自体もそこに対応していくというのが大きなこと。その時その時に合わせるのが一番うまい投手じゃないかなと思います」

 負ければ終戦の大一番だった前日9日(同10日)の第4戦では2回に右前適時打を放ち、4打数1安打2四球だった。「試合前もかなり雰囲気が良かったと思いますし、それがゲームにいい影響を与えた」と振り返った。メジャー7年目で初のポストシーズン。ここまで全4試合に「1番・指名打者」で出場し、16打数4安打の打率.250、1本塁打、4打点となっている。

 昨春のWBCでは野球日本代表「侍ジャパン」の一員として決勝で米国を下し世界一に輝いた。「戦い方の違いはあると思いますけど、あまり多く考えずに自分のやることに集中したい。チームとしてまず勝つことを大前提に。そこに対して自分がどれだけ貢献できるのかというのを大事にしたい」と前を向く。

 12年連続のポストシーズン進出となったチームは、ここまで2年連続で地区シリーズで敗退している。11日(同12日)の第5戦はフレディ・フリーマン内野手が右足首捻挫で出場が微妙。主戦のジャック・フラハティ、山本由伸両投手がスタンバイするなど、総力戦で3年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を目指す。

(Full-Count編集部)

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