就任1年目での退任、“厳しい”ヘッドの就任 燕は2人が契約解除…11日の首脳の動き

楽天・今江敏晃前監督(左)とオリックス・岸田護新監督【写真:小林靖、北野正樹】
楽天・今江敏晃前監督(左)とオリックス・岸田護新監督【写真:小林靖、北野正樹】

オリックスの岸田新監督は就任会見で抱負

 プロ野球は11日、4球団で首脳陣の“動き”があった。楽天は今江敏晃監督が退任し、2軍監督を務めた三木肇氏が来季から1軍監督に就任すると発表。西武では西口文也新監督の就任会見の席で鳥越裕介氏のヘッドコーチ就任も発表。ヤクルトは2コーチとの契約解除を公表し、オリックスは岸田護新監督が会見に臨んだ。

 楽天は今江新監督のもと2024年シーズンをスタート。交流戦優勝を果たし、シーズン終盤までクライマックスシリーズ(CS)の出場権を争ったが4位に終わった。この日、球団から退任と、三木2軍監督の1軍監督就任が発表された。

 三木氏は2019年に楽天の2軍監督を務め、2020年には1年間1軍監督を務めた。2021年は石井一久監督の就任に伴い、2軍監督に配置転換となっていた。来季の2軍監督は今季1軍ヘッドコーチを務めた渡辺直人氏となる。

 西武では西口新監督の就任会見が行われたが、鳥越裕介氏のヘッドコーチ就任も発表。鳥越氏は現役引退後、2007年からソフトバンクで11年間にわたって内野守備・走塁コーチや2軍監督などを担当。2018年からはロッテで5年間、ヘッドコーチなどを務めた経験を持つ。西口監督は「自分はご覧の通り、おおらかな人間なので……。鳥越さんには僕よりも選手に厳しく接していただけたらと思います」と役割を求めた。

 オリックスでは43歳の岸田護新監督が会見で意気込みを語った。現役引退後の2020年から指導者となり、投手コーチを務めており、「中嶋さんに任せておければなんとかなるという雰囲気があった。まずはチーム一丸となって、そこ(慣れの排除)からがスタートかなと思います。情熱を持ってやっていくことを大事にしたい」と語気を強めた。

 また、ヤクルトは福川将和打撃コーチ、森岡良介内野守備走塁コーチの契約解除を発表した。

(Full-Count編集部)

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