ダルビッシュ、7回途中2失点も敗戦投手 大谷翔平を6の0も…無援護でパ軍地区S敗退

ドジャース戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

対大谷は空振り三振、三飛、空振り三振も…味方が無援護

【MLB】ドジャース 2ー0 パドレス(日本時間12日・ロサンゼルス)

 パドレスのダルビッシュ有投手は11日(日本時間12日)、敵地で行われたドジャースとの地区シリーズ第5戦に先発登板し、7回途中2失点の好投を見せたが敗戦投手になった。山本由伸投手とプレーオフでは史上初となる日本人同士の投げ合い。味方の援護なく0-2で敗れ、地区シリーズ敗退が決まった。

 勝ったチームが優勝決定シリーズに駒を進める大一番。ダルビッシュは2回に2死からE・ヘルナンデスに左翼上段へ先制被弾を許した。3回から6回まで走者を1人も出さない好投を見せたが、パドレス打線が山本の前に無得点と沈黙した。

 7回1死ではT・ヘルナンデスに痛恨のソロを浴び、2点目を献上した。続くマンシーを右飛に抑えたところで交代。うつむいてベンチへ下がった。6回2/3、77球を投げ、3安打2失点4奪三振だった。その後はベンチから逆転を祈ったが、ドジャースの前に力尽きた。

 大谷翔平投手を完璧に封じた。初回の第1打席はフルカウントから内角低めのスライダーで空振り三振。3回1死の第2打席はカッターで三飛、6回1死の第3打席は追い込んでから外角の緩いカーブで空振り三振。同シリーズでの対戦成績は6打数無安打。一度も出塁を許さなかった。

 ダルビッシュはシリーズ初登板だった6日(同7日)の第2戦では7回3安打1失点で勝ち投手に。プレーオフ通算成績は5勝7敗、防御率3.77となった。チームは第3戦に勝利し2勝1敗としたが、2連敗で涙を飲んだ。

(Full-Count編集部)

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