日本ハムは「気が抜けない」 16日から決戦…鷹・周東が警戒も「ワクワクしています」
CSファイナル前日会見に鷹・小久保監督&周東が出席
「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージの前日記者会見が15日、みずほPayPayドームで行われた。ソフトバンクの小久保裕紀監督と、選手会長の周東佑京内野手、パーソルホールディングス株式会社の和田孝雄代表取締役社長が出席。16日に幕を開ける日本ハムとのファイナルステージへ、意気込みを語った。
小久保監督は「『はたらいて、笑おう。』がパーソルさんであれば、我々ホークスは『勝って、笑おう。』という話を開幕戦の時にしました。これからのパーソル CS パ、日本シリーズと、あと2回笑って完結すると思うので、明日からはとにかく勝てるように、精一杯がんばっていきたいと思います」と引き締まった表情でコメントした。
日本シリーズへ勝ち上がるには、投手陣が特にカギになってくると明言。「『野球はピッチャーだ』と常々言っていますが、先発投手がゲームをつくるというのが必須条件だと思います」と投手陣の奮闘に期待を寄せる。1勝のアドバンテージはあるものの、「第1戦を取る大きさは、現役時代を含めた過去の経験からも重々感じています」と初戦の重要性を改めて強調した。
周東は「僕たちがやることは変わらないと思うので、選手全員でどっしりと構えながら戦いたいと思います」と話した。ファイナルステージ初戦を翌日に控えた心境を問われると「(10月4日の最終戦から)期間が空いたので、やっと試合かとワクワクしています」と声を弾ませた。
日本ハムについて「打線が怖いと思いました」
今季の日本ハムについては「いろいろなことを、いろいろな場面でやってくる。何点あっても追い付かれたり、そういう試合もあったので、気が抜けないチームだと思います」と警戒し、ロッテを2勝1敗で破ったファーストステージでの戦いぶりを「打線が怖いと思いましたね」とコメント。それでも「初戦で止めたいなと思います」と意気込んだ。
「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」期間中、“ハンパじゃないくらいイイはたらき”、略して“パないはたらき”をした選手をファン投票で決定するキャンペーンがおこなわれている。和田社長は「試合の流れを大きく変え、ファンの心に残る活躍をした“パない”選手にぜひ投票していただきたい」と呼びかけた。
このキャンペーンにちなんで、レギュラーシーズンでの“パない”プレーを問われると「終盤(9月21日・楽天戦)の柳町選手のサヨナラの一打かなと思います」と周東。「まさか打つとは思わなかったので……」と会場の笑いを誘いつつ、「優勝が近づいた一打だったのですごいなと思いました」と後輩の殊勲打を称えた。
小久保監督も、柳町の一打については、「マジックがついてからの9月の戦いが非常に長く感じていたなかで、あのヒットで優勝を手繰り寄せることができた、そういうヒットでした」と振り返る。ファイナルステージではどんな“パない”プレーが生まれるのか、注目したい。
(「パ・リーグ インサイト」後藤万結子)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)