現ドラから1年…2人が戦力外に 防御率1点台&交流戦MVPで大ブレークも分かれた明暗
広島は楽天から移籍1年目の内間ら3人に来季の契約を結ばない旨を通告
広島は29日、小林樹斗投手、内間拓馬投手、育成の前川誠太内野手に来季の契約を結ばない旨を通告したと発表した。内間は2023年度の現役ドラフトで楽天から加入も今季の1軍登板はなく、わずか1年で戦力外に。移籍した12人の指名選手は明暗が分かれている。
ソフトバンク→日本ハムの水谷瞬外野手は、1軍デビューを果たしたどころか交流戦MVPに輝くなど大ブレーク。プロ6年目で97試合に出場して打率.287、9本塁打、39打点と飛躍した。ロッテ→DeNAの佐々木千隼投手は、28試合の登板で防御率1.95。ソフトバンクとの日本シリーズでは第1戦、第2戦ともに登板していずれも無失点に封じた。
オリックス→阪神の漆原大晟投手は38登板、日本ハム→ソフトバンクの長谷川威展投手は32登板、中日→オリックスの鈴木博志投手は32登板、広島→西武の中村祐太投手は27試合、ヤクルト→中日の梅野雄吾投手は18登板といずれも登板数を増やした。一方で阪神→巨人の馬場皐輔投手はわずか1登板に終わった。
野手を見てみると、巨人→ヤクルトの北村拓己内野手は出場試数こそ48試合と増えたが、打率.125、1本塁打、4打点どまり。西武→ロッテの愛斗外野手も52試合で打率.188と苦しんだ。
DeNA→楽天の櫻井周斗投手は8試合に登板して防御率8.44で5日に戦力外通告を受けていた。これで2人目の戦力外となり、ファンは「チャンスを掴めなきゃ現役ドラフトは余命1年なんだな」「厳しいね」とコメントするなど“現実”を痛感していた。
(Full-Count編集部)