大谷翔平、左肩負傷後に“自虐ネタ”「いい兆候」 判明したメッセの内容、米報道
ESPNのジェフ・パッサン記者が寄稿…グループチャットの詳細が判明
【MLB】ドジャース 4ー2 ヤンキース(日本時間29日・ニューヨーク)
ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたヤンキースとのワールドシリーズ第3戦に「1番・指名打者」で先発出場。第2戦で左肩を亜脱臼したが、強行出場して1四球1死球で2出塁した。試合前の会見では、マックス・マンシー内野手がニューヨークへ移動するチャーター便の出発直前に、大谷がチームのグループチャットに「大丈夫だ。試合に出るつもりだ」と明かしていたが、米スポーツ局「ESPN」の取材でメッセージの詳細が判明した。
ドジャースは第2戦の試合後にニューヨークへ移動。大谷は病院で精密検査を受けるために別行動となったが、チーム便の出発時間前に「大丈夫だ。試合に出るつもりだ」と、チームのグループチャットに第3戦出場への思いを綴ったという。左肩負傷から数時間後にも関わらず、前を向く発言にマンシーは「彼は私たちを引っ張ってくれると言ったよ。彼が打線に戻れるように、私たちも準備をすると」とやり取りしたことを明かしていた。
大谷は第3戦の試合を終えて会見に臨み、「出られるという気持ちというか、実際に検査を受けて処置をすれば出られる状況だということだったので、自分のベストを尽くしますよという。チームの士気だけは下げたくないですし、けが人もいる中で、フレディもそうですけどみんなが万全で出ているわけではない。その中で自分のできることをしっかりやれればいいんじゃないかと思います」と、メッセージへの思いを明かしていた。
米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は29日(同30日)に記事を寄稿し、大谷のメッセージの詳細を紹介している。
「Nice game, guys, Last time, Bellinger’s shoulder was dislocated. This time, my shoulder was dislocated. This is a good sign for a world champion. I’ll do my best to play the day after tomorrow, See you in New York.(君たちナイスゲーム。前回(ワールドシリーズを制覇した2020年は)ベリンジャーの肩が脱臼した。今回は僕の肩が脱臼した。これは、ワールドチャンピオンになるいい兆候だ。僕は明後日の試合にプレーできるようベストを尽くすよ。ニューヨークで会おう)」
ドジャースが最後に世界一となった2020年。同年のナ・リーグ優勝決定シリーズで、コーディ・ベリンジャー外野手(現カブス)が本塁打を打った際に、エンリケ・ヘルナンデス内野手とセレブレーションをした際に右肩を脱臼した一件があった。ベリンジャーはその後も出場を続け、チームの世界一に貢献。大谷は“自虐ネタ”でナインを激励したようだ。
(Full-Count編集部)